「良かれと思って」の気持ちのあまり、気づけないこと

友人の家事セラピスト、えびちゃんのエピソードです。
親子の間で、こういう体験ありませんか?
わたしはあります。
ご本人の了承を得て、ブログをご紹介します。

「ぼくは、嫌だ!って言ってたんだけど…お母さん聞いてなかったよね」

長男が4歳の時…偏食ぎみだったので吟味したサプリメントを摂らせようとしていました~
ある日…
長男「ねぇ、お母さん。僕、この味好きじゃないんだよね」
私「それでも、あなたの体を作るのに大切だから…」

またある日は…
長男「お母さん、僕このサプリ食べたくないんだけど…」
私「それがあるから、あなたは元気なんだと思うんだよ…」

またまたある日は…
長男「お母さん、僕はこの味が嫌いだし、食べたくないんだけど…」
私「そうは言っても、あなたの体にとっては大切な栄養がたくさん詰まってるのよ…」

とうとう長男は何も文句を言わなくなったんです。
私は、しめしめ…(^^)って思ってた~やっと分かってくれたか(大満足)そして、2か月後…
滅多に掃除をしない机の裏側に掃除機のノズルを差し込んだとの時のこと
シュボボボボボォォォ~~~~~
何か大きな物体が吸いこまれる音がしました!!
覗いてみると…
そこには、こんもり山になったサプリメントが………(あ然…)……(絶句)……
まさか、ウチの○○ちゃん(長男)が…
お母さんを騙すなんて……ウソよ!!これは何かの間違いだゎ
心臓がバクバクして、何度も机の裏側を覗いては現状を確かめましたが、
現状は変わりません(涙)
それでも、信じられない気持を抱きながら…
母として、長男に向き合わなければ!!と思い、現場に長男を呼んで、私「ねぇ……こんなところに、サプリが山盛りになってるんだけど、ホコリもたっぷり溜まってるんだけど…」
長男「…………」
私「これは、どういうことなのかな?」
長男「…………」
私「食べてなかったってことだよね?」
長男「…………」
私「こんなもったいないことして、食べてへんこと、お母さんは知らんかったし…食べてるかって聞いた時、食べてるって言ってたよね?」
長男「…………」
私「どうして、こんなことになったの?」
長男「……僕は、言ってたんだよ」
私「何を?」
長男「僕は、食べたくない!って、言ってたんだよ。ずっと言ってたんだよ」
私「………」
長男「味が嫌いだから、食べたくない!って言ってたけど、お母さん…聞かへんかったやろ。僕は本当に嫌だったんだよ。。」
私「……ああ~そう言われてみれば、言ってたなぁ」
長男「言ってたよ」
私「嫌だから、食べたくないって……言ってたゎ……悪かったなぁ。。そんなに嫌やったんや…。。」
長男「分かってくれたら…いいんだよ。。」

お母さんの真剣な顔を見ても、
泣くこともなく、
「僕は僕のために、やることをやった!」と自分の主張をした4歳の長男。。
「言ったって、僕(私)の言うことは聞いてくれないから…」
…何か分かってもらえる方法はなかったのかな?自分の命を絶つ前に…と
思ってしまった最近の事件とダブってしまう。。

4歳の長男に教わったこと…
自分本位に「人の話を聞くこと」が、どんなに相手を傷つけ、追いつめるか。。
その人が「どうしてその話をするのか」
ただ、聞いて欲しいだけなのか、それとも解決のヒントを欲しがっているのかを感じることがどんなに大切か。。

本当に、この出来事が私の「聞くこと」に対する考え方に大きな変化を与えました。

「人の話を聞いていますか」…(^^)

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家事セラピスト@大阪 えびちゃんのブログ 3月14日より転載
http://ameblo.jp/kaji-hito-mono-koto/entry-12138551443.html

長男くんの言い分に聞く耳をもたなくて、追いつめたことにハッとしたわけですが、
私は、そのあとの彼女の方向がよかったと感じました。

お母さんが、ガーンとショックを受けることを子どもがした場合、

(この場合は、飲んでいると思ったサプリを机の裏にポイしていて、掃除のときに発見したくだり)

心臓バクバクする。何度も「まさか」って思う。

このとき・・・

「だまされていた!?」→「うちの子が…まさか…育て方が悪かったの??」→「どうしよう、なんでなの?」 などなど

たいていは、わたしもそうですが、母親、「自分サイド」でいっぱいいっぱいになります。そりゃそうですよ。心臓バクバクです。

「わかるけど、あなたのためなのよー」という思いの中にはまってしまっていると
「なんでわかってくれないの」となっていく。

他のやり方があるかもしれない、ことに気づきにくい。
わかってほしいのは子どもの方なのだということにも。

そのことを知っているだけでも、「よかれ」の沼から戻って来れるように思います。

「僕は、食べたくない!って、言ってたんだよ。ずっと言ってたんだよ」と長男くんが言ってくれたこと、聞けたことは救いです。
もちろん、「聞く」は「言いなりになる」というわけではありません。

たった1回でも、「聞いてもらえない」という実感があれば「言ったってしかたない」となる場合だってある。何度も何度も大人にチャンスはないんじゃないか、改めてそんなふうに感じて、自分のことを振り返る思いがします。

今、彼女は、わたしにとって「話を聞いてもらいたい人。よく受け止めてくれる人」
こんなことがあったんだなあ。
書いてくれてありがとうの気持ちを込めて。

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