なんで今日はお墓参りに行くのん?

朝から琵琶湖大橋を渡ってお墓参りドライブ。

お、ええぞ。ここ、もうちょっとな。

じいじの指南。
お墓では、子どもたちがさっと動いてそうじ。
きれいにしてから、お供えして、線香。数珠してひとりずつ順番にお参り。
「ちゃーちゃん、」とお墓の祖母に語りかける。

古くからの墓地と霊園と2か所のお墓はしご。
年に数回だけど、くり返し同じことをしていくことで、
「こうするもんだ」と動けるようになってるのだなあと、子どもを見る。

帰ってきてから、ぽつっと9歳が言う。

「ねえねえ、なんで今日はお墓参りに行く日なん?」

お彼岸っていうねんけどね。ちょっと一緒に調べよか。

春分の日を真ん中にして、前と後ろの3日ずつの7日間がお彼岸。
春分の日は、あの世(彼岸・西)とこの世(此岸・東)が一番通じやすくなる日なんやて。
それで、かぞくで気持ちを届けよか、ということやね。

9歳が聞かなかったら、なんとなくそんなもん、と思って気にしなかったこと。
子どもに伝えるってことは、じぶんにもちょっと豊かなじかん。

そして、じいじから伝えてもらってる生活の中の大切な機会の日。