子ガモのまなざし

田園地帯に住んでいますが、長年住んでいる父も「これは初めて」と言ったのは、カルガモが庭に来たこと。

そして、知らぬ間に茂みに巣を作り、たまごをあたためていた6月。
空の上には、カラスやトンビがいて、
カーカー、ピーヒョロ~と聞こえる中で

どうかな、まだかな、大丈夫かな、と家族はそれぞれこっそり見に行く毎日。

そんなある朝、たまごの殻だけを発見し、
無事を祈りながら、ドキドキして朝の田んぼ道を探しました

 

運よく、その元気な姿を見つけたので、ここにご紹介しておきます。
驚くほどすばやく、移動していった親子でした。

 

生まれてほぼ1時間くらい。もう泳げます。

かわいい、のはもちろんなのですが、そこだけではなく。
たまごと同じ数、11羽のひなたちは、お母さんを必死に見つめて追いかけていて、その必死なまなざしにとてもじわーっと感じるものがありました。

たくましく生きてね、そう願いながらの朝でした。