いざというときに出せる力

実家の父が手術する付添いで、夕方に戻る予定が夜9時になってしまったことがありました。
夫の帰りは遅く、小1と小6の子ども二人で、お留守番。

20141204
お鍋にかぶせて保温する鍋帽子

晩ごはんのおかずは用意しておきましたが、ご飯を鍋と鍋帽子で炊き、
おかずをあたため盛り付け、片づけをして食器も拭いて食器棚に。
洗濯物をたたんで家族の個人別に仕分け、自分たちのものは引き出しに。
風呂に入って、玄関にはおかえりなさいの貼り紙でした。

喜ぶ私の顔に、心ワクワクさせながら手と体を動かしたんだなあ、としみじみ。

帰ったとき、
子どもたちがすがすがしい、ほこらしい顔をしているのがとても印象的で、うれしくて、
また、勉強よりお手伝いが大事やで!とやかましく言ったこともある毎日の暮らしが
いざというときに出せる力をつけていたこともうれしくて、

私もその気持ちをめいっぱい伝えました。

「そろそろ時間やで~」「洗濯ものお願いしまーす」とか私の掛け声で動いている毎日。
言って動けるなら上等。言わずに動いてたら感涙!と思っています。

子どもたちにとって、お手伝いでつけた力が自分たちのおなかを満たし、
心地よく暮らすのを助ける、という感覚と、確かな自信を感じた一件。

母のしごとってこういう喜びがあるからたまらない~
子どもたちがもともと持っている力、引き出せますように。