「みずから主たらしむる教育」羽仁もと子著作集 家庭教育篇上巻
…大人でも子供でも、わが身の上に起こって来る大小の問題は、知恵と力の謎でございます。私どもはあらん限りの力を出して、さまざまの謎を解きつつ進む間に、強くなり賢くなるのです。
…毎日の規律でも、親がさせるというのでなしに、子供自身が主になってするように骨折ってやり、ついにすべてのことに自主の人たる目的を達せしめるようにしたいと思います。…
…行儀作法などは末でございます。まずわが家の子供は、めいめい年齢相応に、自主の人であるかどうかというような根本の問題に、深く意を用いたいと思います。…
羽仁もと子著作集 家庭教育篇上巻「みずから主たらしむる教育」1909-1911
自分の軸はこれだわーと共感。
勝手につく「力」ではない。親のひと工夫がいるということ。問いかけること、そして待つこと。
去年の6月の子ども係の係会読書メモを記録。
それにしても…100年の時を超えて届くことば。