お手伝い至上主義、勉強よりお手伝いが大事!と言うと一番驚いたのは夫だった。
今日は、三谷宏治さんにお会いしよう、ワクワクして福井県立図書館のトークライブに行ってきた。
三谷さんといえば、わが家では…
小さい頃からお手伝いを、と子どもたちと暮らしてきたけれど、
長女が小学高学年になった頃、
お手伝いの場面で「宿題があるからー(しない、後回し)」とか言うようになった。
そのとき、わたしが
あ、それは問題外でね、勉強よりお手伝いが大事!と言うと
一番驚いたのは夫だった。
それはやりすぎやろう!と。
勉強は自分だけのこと、自分で都合をつければいい。
だけど家事は家族みんなのこと。
自分以外のことも考えていつやるか、決めないといけない。
そんなことの練習もお手伝いでやってるんだよ。
だから大事なんだとわたしは思ってるけど。
うーん、そうなのかあ、でも勉強は~とうなる夫。
それからしばらく経ったある日、夫からメールがあった。
「ダイヤモンドオンラインを読んでたら、この人も勉強よりお手伝い!って言ってるよ。経営コンサルタントもしてた教授やて」
見たら、お手伝い至上主義、三谷宏治さんの記事。
ニヤニヤするわたし。
この方の本、うちにあるよ〜。
妻のこだわりが、もっと大きな視野で夫に届いたことに、三谷さんに本当に感謝です。
そんなご縁を勝手に作り(笑)、わが家のベース「お手伝い至上主義」はパワーアップしてきた。
そんなことを思い出しながら、福井に向かった。
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トークイベント《生きる力の育て方~ヒマとビンボーとお手伝い》@福井県立図書館
三谷さんのトークのスピード感のあること!!
ご自身の子育ての実例も交えて、
何がダイジか、さすがビシビシと降ってくる感じ。
気持ちよかったです。
・座って悩むな、動いて考えよ
・動いて考える力はいつから育むのか
・自分で決める姿勢と力
・発想力を高めるには
・ほめるの極意
・親の役割とスタンス などなど、などなど
そんなお話しを聞きながら
全部、家の中からスタートできる。
それは練習できる。
ということにうなずく。
いろいろあるけど、任せるためには親の忍耐、がまんが必要。
手出し口出ししないで、どれだけ不便をしのげるか。
ほんと、そう。忍耐だなあ、と実感している毎日。
でも壮大な人材育成プロジェクトだから、
ほかの親ともこういうことを励ましあっていけたらいいなと思う。
話は言いわけも全部さえぎらず聞く、という三谷さん。
これ、なかなかできないので、胸に染み込ませました。
今年増補改訂版として出版された三谷さんのご著書、「お手伝い至上主義!」のあとがきにこう書いてある。
この本が、同じように「イマドキでない」ちょっと面倒な、でも実は気楽な子育てに挑む親たちの、助けとなりますように。
あなたはひとりじゃない、ここにもいます。応援しています
胸にしみます。読むと少し涙目になりました。
そうして応援された私も、ほかの親を応援し。
そんな連鎖が続いていくようにしたい、そんなことを思いながら帰ってきました。
三谷宏治氏webサイト http://www.mitani3.com/