家事から時間を見つめるわけ

「春に備える家じかん」と題して、時間と家事に関する講座をひらきました。

進級、進学、職場復帰…春は何かと変化のはじまりがあります。
実はかぞくのこの「変化」が「毎日の暮らし」に少しずつ影響するわけです。
出かける時間、帰宅の時間が変わる、という事に始まり、今までやりくりしていた時間の使い方、動き方では、乗り切れなくなることも。

始まってしまうと、なかなか立ち止まることもできず、「こんなはずじゃなかった」「わたしダメなのかな」としんどくなってしまう人たちにたくさん会ってきました。私もその一人。

だから、家事のやり方を調整しながら乗り切っていけるように、家事と時間にスポットライトを当てた講座をしたかったのです。
生活の変化を吸収して「いいようにやってご機嫌状態を作る」のが家事の本来の役割

来て下さったのは4月から職場復帰を考えている3児のママさん。

自分の家事のクセがわかりました。
春に向けて希望が出てきました!考えを整理してみようと思います(^^)

日頃のお悩みも聞きながら、どこに改善のポイントがあるのか探っていただきました。家事の癖は、考え方や動き方の癖でもあるので、個性ともいえるし、それはこれから先もずっとつきあっていくもの。それぞれに手を打つ。だから家事にたった一つの正解はない、というわけです。

この方は時間についてのワークで、「その場でパッと出てこなかった家事」について、帰宅後にたくさん書き出して、棚卸しをされました。パッと出てこないというのは、流れにうまく乗っていない家事たち、ということかもしれません。
内容と動きを考えながら、基本の家事として楽になるルーティン(決まった手順)の中に収める”片づけ”が必要です。

大切にしたい所も人ぞれぞれ。

時間と家事に関する講座は、家事シェアとかぞくの笑顔にすごくつながっているところ。子育て真っ最中の方に届くように、来年はもう少したくさん機会を作れたらと思っています。