相談業務でのケースの捉え方を学ぶ

秋の日、大きな柑橘類があるとつい見惚れてしまう

自分のためのメモであり、また興味を持たれた方のためのために。

人の尊厳と家族システムズとの関係~ケースの捉え方
ルーテル学院大学名誉教授 福山和女さんの講義を受けて

・人の尊厳とは。尊重との違いとは。
・「人」を理解するとはどういうことか
・人は環境の中で生きている。ソーシャルワークの視点。
・個人から社会へ、その間には、家族、集団、組織、地域がある。対人援助の実践領域は広く奥深いもの
・社会の相談業務(ソーシャルワーク)の専門性について
・立体的視点を使う
・「観察」とはどういうものか
・印象に残るものと確かにありそうだと感じる観念的なものと
・観察の捉え方は、カウンセラー個々の独自性による。それを自覚できること。
・観察がゆがまないでいられる努力、専門知識。→チーム連携の必要性。
・観察からどれだけストレングスを見つけられるかは、人がただ生きてきたことをていねいにどう認めるかの視点。「あたりまえ」の反対。
・すべてを語らせようとしない関わり方
・少しの情報からどれだけの背景を考えられるか

ともすれば、専門家は家族の関係を「これはこのパターンだから」「これはこうですね」と見がちなところがある。そんな場面を見るにつけ、そこに違和感も感じていた。決めつけてみてしまいがちな援助者の態度に警笛を鳴らし、援助者が自分の感覚をフル動員させて、観察することの重要性を知らせていただけた。個々に生きてきた人として、その道筋や心情を理解することが人の尊厳を守ることだと自分の中で腑に落ちた。