コミュニティカフェ、まだむずむず中

のどかな景色が広がるけれど、地域コミュニティは何かと頭を抱えている。

住んでいる集落の自治会館で、2か月に1回、コミュニティカフェが開催されている。
先月、4回目だそうで、行こかと小3次女と出かけてきた話。

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コミュニティカフェの週には、のぼりが立てられる

自治会館で2ヶ月に1回、今回4回目。
コーヒーなどの飲み物とお菓子が用意され、4人がけテーブルがいくつかセッティングされる。

会を追うごとに来る人は減り、主催の人たちはどうしたもんか〜と言う。
地区の福祉委員の男性が呼びかけてスタートしたそう。

どうしてこれをしようと?

「今まで仕事ばかりしてきて、地域のことはあまり参加してこなかった。だから、定年した後の今、恩返しのつもりでいろいろやっていきたい。」

「日中、おばあさんたちが道端でブロックの段とかに腰掛けながら話し込んでいる様子をよく見かける。時には近所の食料品店でちょっとしたお菓子を買って。
家に篭っていないで、人とのこういう関わりが大事だなあと思ったし、そんな時に町からの呼びかけがあり、助成金も出るし、集える場所を作りたかった。」

このことに賛同した人たち(うちのじいじも)が、集まって、看板、テーブルクロスを作ったり、エプロンを作ったり。
こんなんですよーと記録ファイルを喜んで見せてくださった。
その様子はとても楽しそうだった。

開催の週には、地区のあちこちにノボリを立てて告知する。

やってきて今、困ったなあということは?

「セルフサービスで考えてたんだけど、来たおばあさんに、あれ?運んでくれないの?と言われて…」

まあ、スタッフの人たち、手作りエプロンと男性は蝶ネクタイのコスチュームしてるし。なかなかセルフとは思いづらいかな、、

「1回100円の参加費をいただいている。ゼロになればなあ。」

今回から、参加者は無料に。アルミ缶などの資源回収の分でやりくりすることになったそう。でも受益者負担は必要だという声もある。

「来る人が減っている。毎回来てくれる人もいるんだけど…」
「男の人や若い人に出てきて欲しい。こどもも来て欲しいけど…でもそれはそれで、見てないといけないし…」

ご夫婦で来た人が力入れてこんなふうに言っていた。

「こんなに一生懸命やってはるから、やっぱり来なあかんと思って来てる。もっとみんな来なあかん」

うーん そうなんか??

来る人にとって、どんないいことがあるのかな?

おばさんなら?おじさんなら?子どもなら?

作りたい人は、そこをどう考えてるかな?

来る人も作りたい人も両方楽しいのは?

飲み物やお菓子にはこだわりがないようだけど、おいしくてうれしい!とかはなし?

何か楽しみに出かけていくようなものにするには?

もっと楽しそうに生き生きとされている所があるから、それがなぜか学んでみるのは?

どんなコミュニティになったらいいなと思うのかな?

子どもが参加して気になることや心配なことって何?

そんな質問をダイレクトにできず(まだ新参すぎかと)、
でもせっかくの行動が実を結ばない方向に行ってるような、
なんかずれてるような感じがしてもやもやするので、
おじいさんの代理?という名目でまずは手伝いはじめることにした。

私は地区の人と子どもたち(全般ね)が、今よりもっと近くなればいいなと思っているので、娘を誘う。
とりあえずクッキー作って持って行ってみた。

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家にあった材料でサクサクのコーンフレーククッキー。シニア向けに小さく。何が入ってるか明記の紙をつけて。

こういう場があるとやりたくなるのが子ども。
やって来たら?と。

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お年寄りには感謝され、腕まくり気味(半袖やけど)の9歳。

子どももその親世代も、お年寄りも、ちょっとずつ、あまりヘビーでなく交われたらいいな、と思う。こういう集落にはそれが必要な気がする。

そんなことを言うと、「問題意識持ってる、えらいなあ。変わり者や」とじいじに言われる。(上げてる?下げてる?)

変わらなあかん、といいつつ、変わるのに抵抗を感じる様子の人たち。
地域の人たちにも何か言うと「大阪とは違うねん」みたいなこと言われる。
いろいろ手ごわいぞ。気にせんと参加していこ。次回は11月。