虫送り、こういうところに住んでるんだなあーの時間

Uターンとはいえ、引越して「はじめて」シリーズは多い(笑)

昨日の夕方、↓これ松明(たいまつ)を担いだ。ええ、私も。

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次女の同級生、小3Mちゃん。子どもたちは皆、キャーと言いながらも自分一人で持ちたがる(笑)

農作物の害虫を駆除し、その年の豊作を祈願する伝統行事、「虫送り」。
自治会主催で、子供会が参加。
小学3年次女と行ってきた。

5時半に神社の境内に集まって、
お供えのスルメやニシンの炊いたん、
じゃこと麩の酢の物の振る舞い。
おじさんたちはお神酒。

そのあと、氏神様の御神灯火で点火し、
鉦や太鼓の音とともに行列で田んぼ道を廻る。

うちのじいじ曰く、
この「虫」というのは、蛾のことだそう。
川上の集落から川下の集落へ松明をバトンタッチしていったけれど、
今はもうやらない集落も増えたと言う。

私が子供の時は、子供会の参加はなく、
一部の大人だけでやっていたそうで、
そうだろうなあ、知らなかったし。

その後、この風物詩、文化の伝承のために子供会と共同でするようになったよう。
(これダイジ)
数年前から復活させた集落もあるそうだし。

子どもたちは炎にきゃあきゃあ言いながらも、
藁で作った松明に火をつけてもらい、歩く。

付き添いのつもりで出かけた私たちも、
ほれ!と手渡され、
ええ~っとか言いながらも(笑)担ぐ。

夕暮れの田んぼ道、延々、ワイワイガヤガヤと。

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松明が燃えてしまって手持無沙汰な次女。消防団のお父さんたち相手に、クイズを出しながら歩く。

集落の消防団のお父さんたちが火の番をしてくれるので、
もうダメ〜と思ったら、あぜ道に放り出したらよいらしく(笑)
安心して歩く。

子どもといっしょに、
熱くて怖いんだけどほわーんと楽しい夏の記憶がひとつ。

来年は長袖に軍手。藁がチクチクするから。
これを覚えとこ(笑)