親子の距離感を考えてみる日

「この方にお会いしたい」と思っていた方が、
まさに自分にとって絶妙なセミナーをされる、というチャンスを見つけ、

ならば!

と、先日、朝からブーンと車を走らせて、片道132km約2時間、愛知県日進市へ(^^)/

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キャリアコンサルタントの柴田朋子さん(JUNO代表)

~キャリアコンサルタントの立場から見る
親子のピッタリの距離感見つけよう~

主催は、おぎすゆみさん。(ゆみさんのブログはこちら
ゆみさんは、幼稚園さんと小学3年生のお母さん。
ご自分の毎日の中で、
「ある時、親子の距離感が縮んでいると(一緒の感覚)、このままではいけないと思い」悩み、戸惑いながらも、柴田さんに依頼されたのだそう。

ご自身に感じる「危機感」、
そこに気づき、向き合い、行動されたことにとても勇気づけられた。

子どもの自立、そのキーは親

と私が感じつつ、お手伝い塾、こども家事塾を通してやってきた活動、
また、うちの小3、中2との日々で常に進化しつづける親の伴走?ぐあい、
ふり返る自分への時間になる、と、とてもワクワクした名神高速道路^^

この日、柴田さんはキャリアコンサルタントの立場を通して
社会の立場から、どういう人が求められ、どういう人が生き生きしているのか」という視点で、お話しされた。

ここでの前提は、

子育ての目標は、わが子を役に立つ人として社会にお返しすること。
だから
わたしたちがするのは「子育て」ではなく「人材育成プロジェクト」
プロジェクトだから、「予算」と「期限」の制約条件がある。

そう、一生続くわけではない。
手放す時期は決まっている、と自分(親)が前提するかどうかが最初の一歩だと思う。

この日、たくさんの問いかけがあった。

*27歳になった我が子がどうなっていたらいい?

と、先のことをイメージしつつ

就活の現状を聞き、
就職事情に対して思う「こういうもんでしょ」は、
私たちがなんとなく親の世代から受け継いでいる価値観だったりする、ことに気づく。

*こんなことありませんか?
・「お茶」と言われたらすぐお茶をあげる(2歳以上)
・子どもの時間に無駄がないように手を尽くしている(4歳以上)
・寒い日に上着を、雨が降りそうなら傘を勧める(小学生以上)
・お手伝いも大事だが、まず勉強してから(小学生以上)
・部活の試合には頼まれなくても送迎は当然
などなど、などなど

と、毎日の生活の中の関わりを振り返り、お隣さんと話したり。
(「うちは全部ノーです」と言ってテーブル盛り上がった^^)

良かれと思ってしていること、
子どもの役に立つと思っていること、

でも、もし、そのことがむしろ
 子どもの未来を生き抜く力にマイナスであるとしたら?

*20世紀型、正解を学ぶ力重視教育から
 ↓
 21世紀型、自分の解を探す力を身につける教育へ

自分が通ってきた道とは違う方向に
社会で必要な力は変わってきている、ということ、
母である私たちは知っている?

*最近注目されている力「レジリエンス」

用意されたり意図された成功体験で得る浅い自信ではなく、
自分で考えチャレンジし、たくさんの失敗や挫折に負けない力。
逆境を乗り越える力。
強いだけでなく、しなやかであること。

どうやって培う?
失敗しとかなきゃ、練習にならない。
やればできる、と言いながら、子どもに先に口出しするのは
我が子にはできないと思っている証?

*できるから「してあげる」のではなく
 できたとしても「あえてやらない」意味を考えよう

察しのいい親!が、黙ってみている事、ちょっとしんどい、と私は思う。

だから、その意味を考え、理解するといい。
それが、自分のブレない軸を作る支援になるから。

私は「察しの悪い、めんどくさい親になろう」と決意して(笑)今がある。
(文章じゃないと理解しない、とか、質問ばかりする、とか
実は親もしばらくめんどくさかった^^)

ついつい、の自分を「おいおい」と引き戻しながら日々、生活している。

そして、追いつめではなく、突き放しでもなく
子どもが子どもなりに考え、感じられるように、
そんな距離を大切にしているのだ
小さな失敗も世の中に出ていく練習中だと自信を持っていこう。

自分の中に問いかけできたら
親自身も「自分の解を探す力を身につける」道へ進める。

*楽しく生きるモデルを見せておくことが最大の価値

親が何をすればいい? ↑これです。

自分が受けた教育とは違う価値観、違うことをするわけで。
だから、自分ひとりでがんばるのでなく、
多くのお母さんたちと励ましあいながら、
ゆるっとお互いの子どもを見守っていこう~。
そうして
家のコトも、外のコトも奮ってチャレンジしよう。はい(^^)/

「勉強よりお手伝いですよ~」と引き続き、内外に言い続けていこう。

柴田さんにお会いできて、勇気づけられたのはもちろん!、うれしかった~

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おいしいランチ交流会でも大いに学びあり。 こそだてしえんかふぇ picknickさん@キッチンライブスタジオ 『ベルスール』