今、学校で。小3と中2のプレゼンテーション

11月は長女(中2)、次女(小3)ともに参観日がありました。
そして、どちらもパワーポイント(Microsoftのプレゼンテーションツール)でプレゼンという形。

中2長女は、チャレンジウィーク(職業体験)についての体験を、小3次女は町探検で訪問した近隣の会社、工場について班で分担して発表する形でした。

下は小3次女の発表スライド。
黒板に映し出されたスライドの横にノートパソコンを置き、そこにパソコンを操作する人(スライドを先に進める係)がひとり。発表する人はスライドの横に立ち、話します。次女はパソコン操作の係もしたので、発表するときはパソコン席から立って話していました。

次女の班はカット野菜のパックを作っている工場。
次女の担当は見学に行ってわかった、「なぜパックが売れているのか」について。

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長女が小学3年生だった5年前には見られなかった光景。
ましてや自分が小学生のときは?なんて考えるまでもありません。

社会の教科としての学習内容は同じでも、何がわかってどうだったのか、自分の中のことを表現する方法はまったく違います。

「自分の中のことをまとめる技術」「わかりやすく伝える技術」そして、それらに向かう態度。

それをプラスして学習しているんだなあと感じました。
小学3年生、声の大きい小さいやもじもじ、緊張はあっても、どの子も楽しそう。終わったあとの「どうだった?」の顔がうれしそう。

これ、はじめてのときの顔ってこうなんだなあ、と思いました。(終わってダメ出しされたりして、苦手になったりいやになったりする道に行くんだろうなー)

中学校では、個人の体験についてそれぞれ発表でした。聞き手は中学1年生たちです。(親はそれを見学するってこと)
中2長女の場合は、

・なぜ幼稚園の先生という職場体験を選んだのか
・1週間の仕事は具体的にどんなことをしたのか、何にチャレンジしたのか
・行く前に思っていたことと実際は何がどう違っていたと感じたのか
・1年生へのアドバイスは何か
・質疑応答

流れのテンプレートはあるものの、発表の持ち時間という制限の中で、自分が伝えたいことを、写真や字の大きさ、色、もちろん文面も自分で考え、それを味方にしてプレゼンします。

だから、一人ひとり違い、それをお互いに見合うことができるわけです。

「見合う」「聞きあう」ってとても大切な学習効果だと思います。
こういうことだよ、って教えられて受け取るのではなく、自分で見て感じて受け取ること。あーでもない、こーでもないと試行錯誤しながらやったことに対して。

「見合う聞きあう」は何も今にはじまった形態ではないけれど、一目で見てわかる道具、誰もが簡単に表現できる道具が加わることで、

自分の苦手(字がへただ、とか絵が描けないとか)もカバーしながら(言いわけすることが減らされる(笑))、だれか得意な人だけがするものでもなくなり、

個々に「わかりやすさ」という、より「相手」を意識した発表になっていくように思います。見ているほうも「わかって楽しい」し。

そもそもプレゼンは自分を伝えること、ですからね。言われたことをやること、ではない。

で、パソコン使う、というところだけで短絡的に考えたらいけないです。
社会で求められている力と結びつく、そういう学び。

もっと速度を上げて変わっていくと思う。
家の中でも自分を伝えながら、頭と身体を使いながら、そういう力を伸ばしていく。

だから子どもと家のコトなのだなあと自分に納得。お手伝いは目の前のコトを題材にライブ感あふれる!コミュニケーションだからです。


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