わたしの生活の哲学

雑誌「婦人之友」愛読者の会である全国友の会のひとつ、大津友の会で「生活勉強会」があり、お話しの機会をいただきました。

羽仁もと子さんの著作の読書がベースでもある友の会。
「置き場所のきまった家」(『人生の朝のうちに』/『羽仁もと子著作集・家事家計篇』より)というところを読んでスタートしました。「置き場所のきまった家」はこういう2行から始まります。

私どもは本気になって、めいめいの家の中を整理して、ガラクタなしの家にしましょう。
そうしてその次にものの置き場所をきめましょう。

1927年、昭和2年(!)に書かれたものです。
実は私のすきな本で、今まで何度も読み返しています。

この2行は整理収納アドバイザーにおなじみの「整理」と「収納」の意味と手順そのものです。
整理収納アドバイザーの資格を取得するときに、その内容や考え方がとても「知っている感じ」がしたので、調べてみると、故 町田貞子さんの指導のもとつくられた理論と方法だということでした。町田さんは友の会の会員でいらっしゃったので、納得です。

町田貞子さんの著書「暮らし上手の家事ノート」は11年前くらい、家を建てるときにいろいろ勉強をと思っていた図書館で出会い、そこに込められている家族への優しい思いや、だったらこうしようという工夫の発想に感動しました。それからの大切な本です。その後友の会と出会い、羽仁もと子さんの著書に出会います。

町田貞子さん、羽仁もと子さん、そして家事塾で辰巳渚さん。
私はこの3人の方に「生活の哲学」を学んでいるのだと思います。