家族相談士の学びの中で

今年度も3分の1が過ぎ、節目の振り返りモードでいます。(すっかりためこんでいる)

わたしは昨年度はほぼ毎週末に「家族相談士(Family Counselor)」という、家族をテーマに心理的な援助やコミュニケーションの専門的な知識や実践を学ぶ一年でした。

年度末には筆記や面接試験もありましたが、無事合格し、認定証をいただきました。

塾で働いていた時、保育士としての日々、家事セラピストとして、多くの方のお悩みに出会ったとき…その奥に家族の関係や影響を感じることが多くありました。しあわせも苦しさも、どちらにも。それもあって家事セラピストとして、特に「かぞくで家のコト」とテーマを持って、家族との関りを含む内容で活動してきました。

自分自身の経験とそれぞれのジャンルでの学びの先に出会いがあって、今度は家族カウンセリングと家族療法や現代社会の課題を学び、家族相談士の資格を取得するに至りました。親子や夫婦の悩みに今以上にもっと寄り添い、しあわせも苦しさももたらす「家族というしくみ」をもっと探求したいという思いと、具体的にサポートする力をつけるために。

コミュニケーションが互いに及ぼしている影響をみたり、円環的(循環)に出来事を見ることで新たな視点を見つけたり。「暮らしの環(家事セラピスト)」に続き、またしても「環」の考え方に出会い、感動したものです。だれにとっても、それぞれにとってよい循環を探していけるように。

中でも、家族ライフサイクル論の考え方は、(一社)辰巳渚の家事塾・1級家事セラピストとして必ず講座の冒頭で話す人生のとらえかた「人生十二相」にも通じることでした。やはり、と、辰巳さんが生きておられたら、そんな話で盛り上がるだろうに、と静かに思うお盆前です。